改葬
「改葬」とは、今あるお墓を別の場所に移すことで「お墓の引越し」のようなものです。改葬にかかる費用や手続き、お布施などのマナーや各種申請書、許可証など知っておくべき知識でトラブルのない「お墓の引越し」をしましょう。
改葬とは
先日TBS系のニュース番組、「ブロードキャスター」でも改葬について取り上げられていました。
改葬件数は2004年度まで年7万件前後だったのが、05年度は9万6千件超にも増加しているそうです。
そこで気になるのが改葬にかかる費用です。改葬費用は墓を撤去して現状に回復する実費で墓の規模にもよりますが、石材店に支払う費用になります。お寺さんに支払うものではないのですね。ということで石材店によっても費用はまちまちなので石材店に見積もってもらいましょう。
一般に墓石を改葬先に移動させる場合、墓の撤去から運搬、そして新しい墓地の永代使用料などが加算され、数百万円はかかるといわれています。
実際に改葬にかかる費用
改葬費用にはおもにこのような費用がかかります。
●移転先の墓の永代使用料(墓地の管理者:お寺)
●移転先の墓の工事代金(石材店)
●今まで墓があった場所からの墓の撤去費用(撤去工事を請け負う石材店)
●改葬許可申請費用(役所)
●お布施(お寺)
●遺骨の取り出し、納骨(霊園、石材店等)
●墓石搬送費用(撤去工事を請け負う石材店)
改葬にあたり気をつけなければならない点として、遺骨の引渡しと埋葬(埋蔵・収蔵)証明書で埋葬証明書を管理するお寺さん(今まで墓があった寺院)から証明書を受け取り忘れると埋葬できなくなるので注意しましょう。
受け入れ証明書と埋葬証明書を用意したら、今まで墓のあった市区町村役場に改葬届けを提出したときに発行された改葬許可申請書を新しく移転する市区町村役場に提出して改葬許可証を発行してもらい、この3通と印鑑をもって役所の窓口で手続きを済ませたら改葬許可証を発行してもらいます。
下記の3通と印鑑をもって役所に行き改葬許可証を発行してもらいます
●受け入れ証明書
●埋葬証明書
改葬許可申請書
↓ 提出 ↓
●改葬許可証